今回は"ぶっちゃけベンチプレスはサッカーに効果あるのか"ご紹介していきたいと思います。
「ベンチプレスはサッカーに効果あるの?」
「サッカーにつながっているのか」
ずっとベンチプレスを続けてはいるけど、実際はサッカーにどんな影響をもたらしているのか分からないですよね。
本記事のポイント
- ベンチプレスはサッカーに効果あるのか
- ベンチプレスのメリット・デメリット
- ベンチプレスよりも効果的なもの
本記事を読めば、サッカーにおけるベンチプレスの効果が分かります。
今までトレーナーに言われてなんとなくやっていたベンチプレスについて詳しく分かり、今後のトレーニングに活かすことができます。
目次
ベンチプレスはサッカーにおいて効果があるのか?
結論からいうと、ベンチプレスはサッカーにあまり効果はないです。
サッカーの動作につなげたいのであれば、ベンチプレスを行うよりも腕立て伏せをやる方がベターだと私は考えます。
ベンチプレスがサッカーにあまり効果がない理由
「サッカーにつなげるならベンチプレスは効果がありベストなのか」
この視点で話を続けていきます。
ベンチプレスがサッカーにあまり効果がない理由
- 理由①:動作に影響を与えづらい
- 理由②:体幹部への効果が乏しい
- 理由③:肩甲骨が制限される
理由①:動作に影響を与えづらい
ベンチプレスでは「大胸筋」「三角筋(肩)」「上腕三頭筋(腕の後側)」の筋肥大・筋力向上が期待できます。しかし、サッカーの動作に影響を与えづらいです。
ベンチプレスはこんな動作
ベンチプレスは身体をベンチに支えてもらいながら胸からバーベルを押し出す動作。
そもそも、身体を何かに支えてもらうという状況ってサッカー中にほとんどないんです。さらに、その状態で「押し出す動作」ってサッカーにないですよね。
このことから、ベンチプレスはサッカーの動作に直接的に影響しません。
理由②:体幹部への効果に乏しい
ベンチプレスは体幹部へ負荷をかけることが難しいです。
なぜベンチプレスは体幹に負荷をかけられないのか
ベンチが身体を支えてくれるため、ある程度安定性が確保されてしまうから。
ベンチプレスはベンチが安定性を必要以上に確保してしまうので、サッカーにおけるフリーウエイトのメリットが多少薄れてしまいます。
理由③:肩甲骨が制限される
ベンチプレスは肩甲骨の動きを制限してしまいます。
肩甲骨の制限があまりよくない理由
「走る時の腕振り」は肩甲骨を支点に動くため、肩甲骨の可動域は重要であるのに、ベンチプレスはその肩甲骨の可動域を制限してしまうから。
ベンチプレスは以下の特徴があります。
- 背中をベンチにつけた状態で行う
- バーベルを最大まで下ろせるのは胸の位置まで
この2つの要因から、肩甲骨の動きが制限されてしまいます。
ベンチプレスは肩甲骨周りの筋肉の動きを制限してしまい、動作に良い影響をもたらすことが難しいです。
ベンチプレスより腕立て伏せの方が効果的
最初の結論でお伝えした通りベンチプレスをやるよりも腕立て伏せをやった方がベターです。理由は以下の通り。
腕立て伏せをやったほうがベターな理由
- 理由①:ベンチプレスとほぼ同じ効果を期待できる
- 理由②:体幹部に効かせることができる
- 理由③:肩甲骨の動きが制限されない
理由①:ベンチプレスとほぼ同じ効果を期待できる
腕立て伏せはベンチプレスとほぼ同じ効果を得ることが可能なんです。
腕立て伏せで鍛えられる部分
ベンチプレスで鍛えられる部位:「大胸筋」「三角筋」「上腕三頭筋」 腕立て伏せで鍛えられる部位:「上の3つ」+「腹斜筋」「上腕二頭筋」「僧帽筋」
腕立て伏せとベンチプレスのフォーム、実ははあまり変わらないんです。
フォームは変わらないのに、鍛えられる場所がこんなにも変わります。
腕立て伏せはお腹、背中周りも使うので、サッカーの負荷により近づいたトレーニングになります。
理由②:体幹部に効かせることができる
腕立て伏せは体幹部に効かせることができます。
なぜ体幹部に効くの
腕立て伏せは自身の筋力で体幹を安定させないといけない状況をつくれるから。
「身体が不安定な状態を自重(体幹)で安定させる」
サッカーをする上でこのようなシーンはかなりありますよね。
理由③:肩甲骨の動きが制限されない
腕立て伏せは肩甲骨の動きが制限されません。
なぜ制限されないのか
バーやベンチがないことでベンチプレス以上に肩甲骨を可動させることができるから
肩甲骨の制限がなければ、サッカーのよくある動作(走り、キック)にも良い影響をもたらしそうですね。
まとめ
いかがだったでしょうか
今回は、"ぶっちゃけベンチプレスはサッカーに効果あるのか”について紹介しました。
今回分かったこと
- ベンチプレスはサッカーにあまり効果はない
- ベンチプレスよりも腕立て伏せの方がベター
ベンチプレスと腕立て伏せそれぞれに良さがあります。目的に応じて両方取り入れることをおすすめします。
僕の場合は以下のように使い分けます。
ベンチプレス:筋力にフォーカスして自分の出せるエネルギーの総量を高めたい時 腕立て伏せ:体幹部への刺激、肩甲骨の可動性など、サッカーの動作につなげたい時
今ベンチプレスしかしてないよという方は、ぜひ腕立て伏せも取り入れてみてください。
今までベンチプレスでつけてきた筋力がサッカーの動作につながります。
そうすれば、周りの選手とも一歩差をつけることができますね。