試合前のエナジードリンクって大丈夫?レッドブルってどうなの?


悩む人
僕はいつも試合前にエナジードリンクを飲んでいるんだけど、気分も上がるしパフォーマンスも上がって最高だ!やっぱりカフェインの効果を発揮させるには、エナジードリンクしかないね!

 

試合前にカフェインの入ったエナジードリンクを飲めば、パフォーマンスが上がる気がします。

カフェインが入っているので効果を期待して飲んでいる人も多いのではないでしょうか?

 

僕自身も以前までは試合前にエナジードリンクを飲んでいました。

 

今回は、実際のところ試合前にエナジードリンクを飲むのはどうなのかという話です。

 

本記事の内容

  • サッカーの試合前にエナジードリンクを飲むのはどうなのか
  • 1番怖い低血糖の危険性
  • 僕自身も試合前にエナジードリンクを飲んでいた

 

エナジードリンクについて知れば、試合でのパフォーマンスアップにつなげることができます。

 

サッカーの試合前にレッドブルなどのエナジードリンクを飲むのはどうなのか


結論からいうと、サッカーの試合前はエナジードリンクを飲まない方がいいです。

 

エナジードリンクのメリット

 

エナジードリンクのメリットから確認していきましょう!

  • カフェインが入っている
  • 糖質が入っている
  • プラセボ効果

 

カフェイン

カフェインは、運動前に摂取することでパフォーマンスが上がるといわれています。

具体的には、3〜6mg/kgの用量を運動開始1時間前に摂取することで、パフォーマンス向上を期待できます。

 

糖質の特徴

糖質は、からだや脳のエネルギー源になります。

液体であると、からだへの吸収がはやいです。

 

プラセボ効果

プラセボ効果とは、思い込みが作用する心理効果のことです。

例えば、レッドブルは「翼をさずける」というコンセプトのもと、宣伝をしていますよね。

多くの人はレッドブルを飲めば「からだが元気になる」という思いこみが生まれます。

思い込みが心理的に作用して、運動能力が向上したり、からだが元気になったります。

 

レッドブルなどのエナジードリンクのデメリット

 

これから紹介するデメリットが、サッカーの試合前にエナジードリンクを飲まない方がいい理由です。

  • 低血糖のリスク
  • コストが高い

 

低血糖のリスク

エナジードリンクに含まれる糖質は、たしかにからだや脳のエネルギー源になります。さらに、エナジードリンクは液体であるので、吸収もはやいです。

しかし、糖質が急激に体内に取り込まれることによって、血糖値が急上昇します。

この際、血糖値を下げようとするホルモン「インスリン」が発生し、低血糖のリスクを高めてしまうのです。

 

コストが高い

エナジードリンクは多くのものが200円近くで、安いとはいえません。

これは私の金銭感覚の話ではありますが、毎試合エナジードリンクを飲んでいれば4試合で1000円近くの大きな出費になってしまいます。

 

一番怖い低血糖の危険性


試合前にエナジードリンクを飲まない方がいい理由の1つである低血糖のリスク。

実はこれが一番危険で、気をつけなければならないのです。

 

悩む人
そうなの?低血糖が危険だとして、具体的に低血糖になるとどうなるの?
  • からだが疲れやすくなる
  • 集中力の低下
  • パフォーマンスの低下

 

試合終盤や試合後に、このような症状がでたことはないですか?

 

低血糖になることは、試合終盤や、試合後のからだに悪影響です。

 

レッドブルの特徴

 

エナジードリンクの中でも有名なレッドブルについて詳しく見ていきましょう

レッドブル成分表示
画像は、レッドブル100mlの栄養成分表時・原材料と、レッドブルのサイト上の画像です。

 

レッドブルの特徴

  • 砂糖、ぶどう糖を中心とした糖質
  • 糖質は100mlあたり11g程度
  • カフェインは100mlあたり80g程度

この特徴のなかにある、「ぶどう糖」が危険なのです。

ぶどう糖とは単糖類(糖の最小単位)の一種。

 

ぶどう糖の特徴

  • 血糖値をあげやすい
  • からだにもっとも吸収されやすい糖
  • おもに脳のエネルギー源になる

ほとんどのエナジードリンクには、ぶどう糖を中心とした糖質が入っています。

 

つまり、エナジードリンクはぶどう糖を中心とした糖質が入っており、液体でもあるため、血糖値が上がりやすく、低血糖になりやすいことがわかります。

 

ポカリスウェットの特徴

 

試合前によく飲まれている、ポカリスウェットも詳しく見ていきましょう。


画像は、ポカリスウェット100mlあたりの成分表示と、原材料です。

 

ポカリスウェットの特徴

  • 砂糖、果糖ぶどう糖液糖、果汁を中心とした糖質
  • 100mlあたりの糖質は6g程度

果糖ぶどう糖液糖とは、一体何?という方がいると思いますが、

 

果糖ぶどう等液糖の前に、果糖について知る必要があります。

果糖とは単糖類の一種であり、ぶどう糖と同じ類。

 

果糖の特徴

  • 血糖値を上げにくい
  • 徐々にからだに吸収される

 

果糖ぶどう糖液糖とはぶどう糖と果糖を混合させたもので、果糖含有率50%以上90%未満のもの。

 

つまり、ポカリスウェットは果糖を中心とした糖質であり、低血糖のリスクは小さいです。

 

糖質自体も可能な限り抑えられています。

 

そもそも、ポカリスウェットは水分補給を目的としていますから、適量の摂取であれば低血糖のリスクはほとんどないと考えて大丈夫です。

 

僕も以前までは、試合前にレッドブルを飲んでいた。


実は、以前まで僕も試合前にレッドブルを飲んでいました。

 

なぜなら、カフェインによる効果を期待したからです。

 

実際に僕が飲んでいたレッドブルとタイミングです。

レッドブル:ノーマルタイプ250ml

タイミング:ウォーミングアップ1時間前

これを飲んだあとは、なんだか力がみなぎるような気分でした。

 

試合の前半と後半のパフォーマンスはどうだったのでしょうか

 

前半のパフォーマンス

 

前半のパフォーマンスは正直に言って、最高でした。

 

前半の状態

  • パフォーマンスが高かった
  • 気分が良かった

 

前半は、レッドブルのぶどう糖が脳やからだのエネルギー源になり、カフェインが効きました。

 

後半のパフォーマンス

 

後半のパフォーマンスは、あまり良くなかったです。

 

後半の状態

  • 試合終了に近づくにつれて、からだが疲れた
  • 気持ちが前半よりも少し落ちた気がした
  • 後半途中で足がつってしまった

 

後半はなんと、足がつってしまいました。

 

血糖値が高い状態が続くとミネラルバランスが乱れてしまいます。

 

足がつるのは、ミネラルバランスの乱れが原因です。

 

試合後半から感じていた疲労感は、試合後まで続きました。

 

レッドブルのぶどう糖が原因で、低血糖になってしまったのです。

 

試合前にレッドブルを飲むのをやめてから

 

私は、先ほどのような症状がでていたので、レッドブルを試合前に飲むのをやめました。

 

代わりに、カフェインはコーヒーから摂るように変えました。

 

やめてからの状態は以下の通り。

  • 後半に足がつらなくなった
  • 試合後半のパフォーマンスも落ちづらくなった
  • 試合後の疲労感がレッドブルを飲んでいた時より軽減された

 

私は改めて試合後半の疲労感と、足がつってしまうのはレッドブルが問題だったのだと気付きました。

 

まとめ:サッカーの試合前にエナジードリンクを飲むのはやめよう!

エナジードリンクには、メリットもありますが、低血糖のリスクから試合前は飲むのはやめたほうがいいです。

カフェインの効果を期待したいのなら、別のもので摂るようにしましょう。

エナジードリンクをやめてから試合後半の疲労感もなくなり、足もつらなくなりました。

パフォーマンスも落ちなくなったので、今では90分間試合に出ることができます。

今試合前にエナジードリンクを飲んでいる人は、試合前に飲むのをやめてみてはいかがでしょうか?

一度試してみることをおすすめします。